市野 優太

生命科学部 応用生命科学科 1年(取材当時)

工学院大学附属高等学校 出身

ヨーグルトをもっと若い世代に。企業の課題に仲間と挑戦。

学修成果

  • チームワーク
  • プレゼンテーション力
  • 主体性
  • 広い視野

若者が買いたくなるようなユニークな商品を

生命科学部の1年次には必修科目の課題解決型PBL授業があります。この授業は、実際の企業から課題やテーマを頂き6人1グループでその改善策や新商品を企画・提案する授業です。私たちのグループは株式会社 明治の担当者の方から「20代以下のヨーグルト消費者を増やすためにはどうすれば良いか?」といったテーマを頂き、ヨーグルトが目指す目標と現状を考え、若い10〜20代の消費者の支持を獲得する戦略と新商品を検討しました。
具体的には、若者が買いたくなるようなユニークなヨーグルトの新商品開発を目指しました。若者がヨーグルトを買わない理由のアンケートを実施し、現在の流行を踏まえながら若い10〜20代に興味を持ってもらうにはどうしたらいいかなどを考察しました。商品のパッケージデザインや宣伝方法なども自分たちで考え、株式会社 明治の社員の方々へ新商品の提案を行いました。最終的に私たちのグループの提案は優秀賞を頂くことができ、グループの仲間と大きな達成感を分かち合うことができました。

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仲間と議論する楽しさ

この授業を通して仲間と議論する楽しさを学ぶことができました。大学に入学して最初の学期に行なわれる授業のため、同じ班のメンバーはほとんどが初対面でした。初めの頃はお互いの性格や考え方がわからない中でなかなか方向性や意見がまとまらず、チームワークの難しさを痛感しました。しかし、班のメンバー全員が能動的に行動しため、多くの議論を重ねることができました。Zoomを活用し一晩中話し合うこともありました。その甲斐もあり、日に日にチームワークが良くなり、全員が問題に対して同じ方向を向いて解決していくことができました。班員一人一人の努力や仲間を思う気持ちがあったからこそ乗り越えることができたと思います。自分とは違う意見を持った仲間と議論する楽しさは、時間を掛けて主体的に取り組むほど強く感じられるものだと感じます。

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伝える技術と新しい気づき

また、考えを相手に伝える難しさも学ぶことができました。決められた時間の中でどれだけ自分たちの考えを伝えられるのか、何度も試行錯誤を繰り返しました。どんな説明や図が分かりやすいのか、信憑性のある情報は何か、どれだけ簡潔に詳しく理論立てられるかなど、様々な視点から客観的に考えることができました。更に、株式会社 明治の社員の方々や教授の先生から自分たちの提案に対するフィードバックやアドバイスを頂き、会社の利益やお客様への気持ち、環境問題などの新しい視点に気づくことができました。今回の気づきや学びはこれからの大学生活や社会に出てから、様々な場面で生かすことができると感じました。授業を通じて身に着けた能力や経験を生かし、大学生活や社会で活躍していきたいです。

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アントレプレナー養成プログラム|生命科学部
サイエンスから新たな価値やビジネスを創出する
生命科学はさまざまな領域に浸透しており、生命科学を背景に新たな価値を生み出す人が望まれます。このプログラムではさまざまな領域でイノベーション(技術革新や新機軸)を生み、新たなビジネスを起こす人材を養成するために、サイエンス・ビジネスへの関心・意欲と必要な基礎力を育てます。
目指す学修成果
プレゼンテーション能力/チームビルディング/企画立案・実行力/課題発見・解決力
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アントレプレナー養成プログラム