教育活動 実践志向の臨床教育プログラム
大学で「学んだ」知識を「臨床(病院等の医療現場)で活用できる」知識に発展させるために、姉妹校の医学部(医学科・看護学科)の学生と共に多職種連携を低学年次に実施します。また、5年次に医療現場において臨床薬学を学ぶことはもちろんのこと、大学内で臨床を再現して学べる高度な生体シミュレータ(人型ロボット)を用いることにより、病院や薬局、在宅医療で活用できる実践的な能力を醸成しています。
医療現場を再現!将来の仲間と学ぶ多職種連携学習
本学の姉妹校である東京医科大学医学部の医学科・看護学科の学生と共に患者さんの問題解決に向けて協働で学びます。お互いの立場を尊重して議論し、仲間として患者さんの問題解決に臨み、臨床での「チーム医療」を経験します。コミュニケーションを学ぶ重要な機会となる他、国家試験まで伴走する友人関係が構築されることもあります。

シミュレータを用いた質の高い臨床教育
臨床実践能力を高めることができるのは、臨床(病院等の医療現場)だけではありません。本学では生体シミュレータ(人型ロボット)を使用し、患者さんの状態評価や医薬品投与による生体反応を学びます。生体シミュレータは生命徴候(バイタルサイン)とよばれる脈拍、血圧、呼吸音、体温や、実際に患者さんに現れる症状や見た目の変化(所見)を表現することにより、様々な疾患や病態を再現することができます。例えば、呼吸が苦しいと訴える患者さんには何が起きているのか、どのような所見を評価して、何の検査が必要なのか、そして、どの医薬品の投与が適切であるか、投与後にはどのような変化が起こるのか、学んだ知識を統合する学習で、臨床実践能力を高めていきます。