ニュース&トピックス 3年ぶりに南カリフォルニア大学(USC)との国際交流を再開しました
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2022.10.02
本学は、南カリフォルニア大学(University of Southern California, USC )と1989年から学術交流に関する協定を締結して以降、相互に学生を受入れ、研修を実施してきました。
コロナ禍のため2020年から中断していましたが、このたび留学生の受け入れを3年ぶりに再開しました。9月26日から6週間の日程で、USCの薬学部4年生注)2名が本学薬学部で研修を受講しています。今回は、研修の一環で留学生が参加したゼミナールとUSCの紹介イベントについてお伝えします。
はじめに、薬学部2年生のゼミナールでの様子をお伝えします。薬学部の陳教授と別生准教授が担当するこちらのゼミナールは、ロジカルシンキングの手法を用いて2年生と留学生が日米両国の薬学教育や薬剤師の職能、医療保険制度について英語で教え合うプログラムです。合同授業1日目は、自己紹介後、2班に分かれ、本学の紹介を兼ねて学内を巡る“Treasure Hunting”が行われました。2年生は、留学生を案内しながらモバイルファーマシーを紹介するなどして、英語でのコミュニケーションに積極的に取り組んでいました。
陳教授、平塚学長、USCの薬学部4年生、三巻薬学部長、井上副学長
自己紹介の様子
留学生にモバイルファーマシーを紹介
熱心なディスカッションが行われました
翌日には、留学生によるUSCの紹介イベントが開催され、学生・教職員約30名が参加しました。
キャンパスやカリキュラムなどが紹介されました
2人は選択科目「国際薬学」を選び、来日しました
6週間の研修中、留学生は学校薬剤師の職務について小学校で学ぶ他、製薬企業や医薬品商社、薬局、ドラッグストア、総合病院など、日本の薬剤師が活躍する様々な医療現場を視察します。本研修で、留学生は日米の社会保障制度と薬剤師の役割を比較する論文を執筆、取り纏める予定です。
来年1月には、本学薬学部5年生のUSCへの留学も予定されています。本学では、こうした国際的な学術交流を通して、多角的で国際的な視野を有する薬剤師の育成を続けていきます。
注)米国の薬学部は、プロフェッショナルスクール(医学部、歯学部、薬学部、法学部)と呼ばれ、大学卒業後に進学する専門学部です。薬学部の卒業学位として、PharmD (Doctor of Pharmacy)が授与されます。
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