ニュース&トピックス 薬学部の中南秀将教授が講師を務める『東京都病院薬剤師会　第1回「抗菌化学療法・感染制御専門薬剤師養成研究会」基礎コース』が本学にて開催されました

5月18日（土）に『東京都病院薬剤師会 第1回「抗菌化学療法・感染制御専門薬剤師養成研究会」基礎コース』が本学の2308実習室で開催され、「病原体からみた抗菌薬の選択－グラム染色の原理と観察－」をテーマにした特別講演と「グラム染色の実践」のワークショップを行いました。

世話人として7名の東京都病院薬剤師会の先生、参加者として66名の病院薬剤師の先生が本学に集まりました。前半は薬学部臨床微生物学教室の中南秀将教授による特別講演、後半は同教室の瀨山翔史助教、金子寛助教、吉田拓真助手によるグラム染色のワークショップが実施されました。参加された先生方は、提示された感染症の症例についてグラム染色を実施して原因菌を推定し、適切な抗菌薬を選択して発表しました。
薬が効かない細菌（薬剤耐性菌）の出現を防ぐためには、薬の専門家である薬剤師が抗菌薬の適正使用を推進する必要があります。本ワークショップは、東京都病院薬剤師会と薬学部臨床微生物学教室が協力し、感染症と抗菌薬に強い薬剤師を一人でも多く養成することを目的としています。

本学は、広い実習室と充実した実験設備を有するため、このような大規模なワークショップを実施することができました。今後も多様な研究室を有する強みを活かして、地域医療・社会貢献活動を進めてまいります。