伊藤 進一

厚生労働省 東京検疫所

埼玉県立所沢北高等学校 出身
薬学部 医療薬学科 卒業

日々変わる情報をしっかりと把握、伝達して、確実な審査・検査業務を実行します。

「食の安全」を守り、健康で安心できる暮らしを。

在学中から「大学で学んだことを国民・市民の皆さんの健康のために役立てたい」と考え、公務員を目指していました。公務員は転勤があり、より幅広い業務が経験できる点も魅力的でした。現在は厚生労働省の東京検疫所千葉検疫所支所で、輸入食品の届け出の審査、輸入食品の検査、輸入相談などの食品監視業務、海外から入港してくる船舶の検疫や衛生検査、港湾衛生調査などの検疫衛生業務に携わっています。輸入される食品の検査は食品衛生法に基づいて行われます。大学でも衛生薬学という形で学んでは来ましたが、食品衛生行政の仕事は勉強だけではわからないことがたくさんあります。法令に関する通知や輸入食品に関わる業者の方への通知が出されることも多く、常に最新情報を把握し、それらを業者に確実に周知し、適正に業務を行う必要がある点は、情報が日々新しくなる「薬」と共通するものがあり、大学で学んできた「常に最新情報を把握し、理解する」という姿勢が役立っているのを感じます。これからも、業務を通じて様々な知識を習得したいと考えています。異動先には、医薬品により深く関わる地方厚生局やPMDA(医薬品医療機器総合機構)などがあります。せっかく薬学を学んできた立場でもあるので、そこでの仕事にも携わりたいです。