本橋 良介

薬学部 医療衛生薬学科 6年(取材当時)

芝浦工業大学附属高等学校 出身
内分泌薬理学教室 所属

マネジメント力とコミュニケーション力|私の学修成果

6年間の学修成果

  • 大手製薬(MR職)に内定
  • 琉球夏草エキスの活性成分の研究
  • マネジメント力
  • コミュニケーション力

マネジメント力とコミュニケーション力

私は実務実習と就職活動、そして自身の卒業研究を並行して進めていたので、特に5年生から6年生にかけて非常に忙しい大学生活を過ごしました。しかしその反面、マネジメント力を身につける良い機会だったと思います。個人的にも、目の前の課題を可視化して、優先順位を付けながら一つ一つクリアしていくことを心掛けたことで、セルフマネジメント力がついたと感じます。就職活動中は薬学部以外の学生を含め、他大学の学生とエントリーシートを添削し合ったり、積極的に情報交換するなど、コロナ禍で就職活動の範囲が制限される中でも自身のコミュニケーション力を鍛えることができました。一方で、研究活動においては後輩学生と共同して実験を進めていたので、私が就職活動で実験が進められない中でも実験の進捗を共有し、研究活動が途絶えることの無いよう計画的に進めることができました。

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私は元々、学園祭実行委員会の幹部として約40人以上の後輩学生の取りまとめを行い、後輩学生が伸び伸びと活動ができるような関係構築を図ってきました。私が1年生の頃は、自己の意見を通そうとするあまり、周りが余り見えてない時期がありました。しかし、上級生になり、人を束ねる立場になって責任感が生まれたことで、視野を広げ、チームのムード作りを率先するなど、自らの行動を変えていきました。「色々な意見を吸い上げて良いものを作ろう」「異なる意見を否定しないで多様性を受け入れよう」と自身に言い聞かせながら学園祭の運営に取り組みました。大勢の後輩学生をまとめることは多くの苦労がありましたが、この経験が就職活動や研究活動でのマネジメント力やコミュニケーション力の基礎になったと思います。

rmotohashi-4.jpg研究室の先生と同期の仲間たち

治療の選択肢を広げられるMRに

薬はどうやって病気を治すのだろう、そんな疑問からから志した薬学部。薬学生として、医療を志す学生として6年間、自身の将来を自問自答してきました。薬学部の学びを経験して「人と話すのが好き」、「患者さんの治療選択肢を増やしたい」という答えにたどり着き、製薬会社のMR職を志望しました。就職活動ではたくさんの企業を研究・分析することで自身の将来ビジョンを模索し、採用面接では飾ることのない自分を伝え、相手との対話を意識することで自身のコミュニケーション力をアピールしました。その結果、第一志望の大手製薬会社のMR職の内定を得ることができました。病院実務実習で経験したベッドサイドでの患者さんとのコミュニケーションは、MRとして医療に携わっていく上で貴重な経験となりました。このような薬学部出身という強みを生かして患者さんの治療の選択肢を広げられるよう、自身の知識や経験を積み重ねていきたいです。

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