研究室・教員一覧 生命医科学科 研究室一覧

分子細胞生物学研究室
指導教員
研究テーマ
細胞小器官は接触し、緊密に連携しています。細胞小器官の機能は「細胞内物流システム」によって支えられています。物流システムの破綻は糖尿病等の原因となり、また細菌やウイルスは物流システムを使って細胞内に侵入します。私たちはそれらの仕組みを明らかにすることで基礎医学への貢献を目指しています。

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ゲノム情報医科学研究室
指導教員
研究テーマ
近年、ゲノム解析技術は急速な進歩を遂げ、ヒトの個人の全ゲノム情報はわずか数日間で決定することが可能となりました。それに伴い医学、医療も大きな変化を遂げ、個人のゲノム情報に基づいた診断により体質や病状に適した効果的な治療・予防を目指す取り組みが進んでいます。私達の研究室ではゲノム情報を含む様々な生体データの統合解析から、疾患の発症メカニズムの解明と理解を目指した研究をすすめています。

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再生医科学研究室
指導教員
研究テーマ
「臓器」を創出する技術の開発は、病気の治療のみならず、生命現象の解明にも非常に有益です。しかし、ヒトの臓器創出はまだ実現していません。私たちはヒトiPS細胞を使い、ゲノム編集、異種間キメラ動物、さらにオルガノイドなどの最新技術を駆使し、ヒトの発生原理を理解することで、ヒト臓器創出技術の開発および疾患治療への応用を目指します。

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幹細胞制御学研究室
指導教員
研究テーマ
生体の組織には、それぞれ固有の幹細胞が存在しています。幹細胞は、自己複製能と多分化能を備えており、生涯にわたり、生体内の変化に応じて様々な細胞を適切に共有することによって、生体の恒常性を維持しています。私達は、血液の幹細胞である造血幹細胞を中心に、その維持や分化の制御機構を探求し、疾患の病態解明と制御・予防法の確立とともに、新たな細胞療法の開発を目指します。

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腫瘍医科学研究室
指導教員
研究テーマ
がんのゲノム異常が多数同定され、遺伝子異常の積蓄によってがんが発症すると推測されています。がんの分子発症メカニズムの解明・創薬を目指して、臨床から得られる膨大なデータを解析し、基礎研究を行い、得られた結果を臨床に役立てる橋渡し研究を行っています。

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免疫制御学研究室
指導教員
研究テーマ
体内では毎日多くの細胞が死んでいますが、その死骸は免疫細胞の一種であるマクロファージにより処理されます。この死細胞処理は単なる"ゴミ掃除"と考えられてきましたが、最近、多様な免疫現象への関与が明らかになってきました。私たちは死細胞とその処理による免疫制御機構の解明を目指しています。

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細胞防御医科学研究室
指導教員
研究テーマ
がん変異を生じた細胞や細菌・ウイルス感染した細胞など、様々に機能低下した細胞が上皮細胞層生じたとき、周辺正常細胞は非免疫細胞であるにもかかわらず、これら異常細胞を認識・攻撃します。他にも神経細胞やES細胞でもこの攻撃能は報告されており、非免疫細胞による異常細胞に対する認識と攻撃機構をより深く理解し、医療やバイオテクノロジーの開発につなげます。
生命科学実習センター
指導教員
研究テーマ
DNA複製は最も重要な生命現象の一つですが、様々な環境要因(複製ストレス)によって阻害されます。我々は、複製ストレス状況下で、がん化の素地となるゲノム不安定化が如何に抑えられているのか研究しています。これに加えて、高度好熱菌などの極限環境生物やそのウイルスのゲノムを改変し、それらを用いて、より安定性の高いタンパク質の創出を目指した研究も行っています。