兒仁井 花恵

ユニ・チャーム株式会社 Global Insight Research本部 戦略統括部

私立法政大学女子高等学校 出身
生命科学部 卒業

お客様の声に耳を澄ませ、商品開発の方向性を決める糸口を探っています。

行動の観察やヒアリングからニーズの芽を探していく。

商品戦略の方向性を打ち出すための消費者インサイトリサーチ業務を担当しています。消費者の潜在的なニーズを行動観察やヒアリングなどから探り、そこから開発の糸口を見つけていくのが私たちの役割です。いま主に担当しているのはベビーおむつ。そこで赤ちゃんの行動を観察したり、お母さんたちの意見をヒアリングすることから始め、そこからニーズの芽を探すのです。さらにアンケート等の裏付けとなるデータをとって検証したうえで、社内に発信します。商品開発の上流からマーケティング・販売工程まで企業活動全般に関わっているので、やりがいがあります。

医療や健康に関わる商品を提供している自負がある。

生活用品メーカーのユニ・チャームを就職先に選んだのは、人の健康増進に大きく貢献できると考えたから。そのことを実感できたのが、低出生体重児用おむつの発売に携わったとき。新生児集中治療室ならではのニーズや課題について現場の声をよく聞き、そのニーズに添った製品開発活動を行う一端に関わることができました。紙おむつは医療機器ではありませんが、赤ちゃんが快適に過ごすために必要なもの。この業務に関わったことで、今後の医療や人々の健康に欠かせないものを創っているんだという自負心を持つことができました。

大学時代に経験した実験から仕事への取り組み方を学んだ。

将来の目標は、「兒仁井に聞いてみよう」とか「兒仁井にやらせたい」と言われる人材になること。そのために自分に足りない能力は何かを考え、身につける努力をしています。そのひとつが、他部門を巻き込んでプロジェクトを推進していく力。自ら主導して協力態勢を構築できるようになりたいと思っています。大学の4年間では多くの実験を通して、答えのないなかを探っていくプロセスに必要なことを学びました。知識を蓄積し、手を動かして準備すること、そして仮説と検証、失敗の分析…。それが、リサーチや開発という仕事の取り組みに活きていると思います。