ニュース&トピックス 一般的なてんかん薬であるバルプロ酸が遺伝性の感覚神経変性疾患の治療薬になる可能性を示唆しました。

分子神経科学研究室の学部4年の巽由 里子さんと飯部 紀子さん（両人とも昨年度卒業、現在、医薬品開発受託機関および食品業界で活躍）の論文が日本神経科学会英文誌（エルゼビア社）に受理されました。本研究で、一般的なてんかん薬であるバルプロ酸（販売名：バルプロ酸ナトリウム）が遺伝性の感覚神経変性疾患の治療薬になる可能性を示唆しています。バルプロ酸の適用範囲拡大が期待されます。

巽由 里子、飯部 紀子、松本 直人（同研究室修士1年生）、渡辺 夏未（同研究室専攻生）ら：Neuroscience Research（エルゼビア）受理
「CMT type 2N disease-associated AARS mutant inhibits neurite growth that can be reversed by valproic acid.」