ニュース&トピックス 生命科学部のPBL(2025年度)|1年生が企業や行政の課題解決に挑戦

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2025.07.29

生命科学部では全学科1年次の必修科目で、産学公連携授業として『生命科学と社会Ⅰ』を実施しています。この講義では、企業や行政から提供いただいた実際の課題に対して5~7名で構成されたグループごとにフィールドワークやインタビュー調査を行い、ディスカッションを重ねて解決策を検討する課題解決型学習(PBL:Project Based Learning)を行っています。解決策をプレゼンテーション資料として作成し、企業や行政の担当者の前で発表を行い、フィードバックを受けることを繰り返すことで、大学1年生のうちから社会人としてのスキルを身に着ける機会を提供しています。

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本年度の『生命科学と社会Ⅰ』では、八王子市役所、株式会社ヤクルト本社、花王株式会社、キユーピー株式会社、株式会社シンプロジェン、村田製作所にご協力を賜り、6つのクラスに分かれて学習に取り組みました。
クラスごとにテーマが与えられ、各グループは独自の企画、プロジェクトを立案し、プレゼンテーションを行いました。
講師からは内容のエビデンスに関することなど、鋭い質問もいただき、回数を重ねる毎にそれぞれの企画内容も洗練されていきました。

 

最終プレゼンテーションを実施

2025年7月8日(火)には、すべてのクラスが一堂に会して、各クラスの代表グループが最終プレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションの後には受講学生による投票での順位発表、学内審査員による講評と順位発表がそれぞれ行われ、上位1~3位のグループに対して表彰が行われました。
本年度ご協力を賜りました企業・行政ご関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

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学生投票 1位

企業課題:
「身近な日用品を題材に、化学物質との賢い付き合い方を考えよう」

C3班発表:
新しく生まれ変わる洗濯洗剤
「パキッとキューブ君」

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学内審査員賞 1

企業課題:
「身近な「困った」をイノベーションに!村田製作所の技術で探る健康問題解決への挑戦」

F3班発表:
熱中症対策になる村田製作所の技術を使った提案

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審査員賞最優秀賞|F3班リーダー 土屋 創詩さんのコメント

僕たちのグループは中間発表時に実は最下位でした。
そこからメンバーで集まる機会を増やし、最終発表に向けて準備を重ねてきました。その結果、審査員賞1位になることができました。
これは全て、協力してくれたグループのみんなのおかげだと思っています。ありがとうございました。
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審査員 渡邉 一哉 生命科学部長からのコメント

この講義は講師が壇上で話したことを聞いて勉強するのではなく、学生自身が興味のあることを調べて学んでいきます。
どの班の企画も独創的で面白いものばかりでした。
ただその中で目標となる形が見えた時に、その根拠にどれだけ説得力があるか、科学的、社会的に実現可能かどうかということを上手く説明できたかが高評価につながるポイントになっています。
いろいろなことを調べていく中で、更に興味が持てるものを見つけ、知識を得ることがこれからの将来へつながっていくと思います。

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本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 入試・広報センター