学科紹介 学科長から受験生へ
風に左右されない本物のサイエンスを、みなさまと。
伊藤(久央)教授から学科長を引き継ぎました山内と申します。受験生の皆様、よろしくお願いいたします。分子生命科学科は、生命科学部創立当初からある学科とお聞きしておりますので、大変身の引き締まる思いです。
大学教育および研究の内容の構成は、時代とともに変化していかなければならないというのが世の常ではありますが、「生命を分子から見る」という創立の意思は、時代に左右されることなく不変であるように感じます。とはいえ、ここ数年間で学科の構成は変化してきました。それは学問の融合ということです。
21世紀に入り、学問の垣根はだんだんとなくなりつつあり、代わって境界分野が増えてきました。それは旧来の バイオロジーから、幅広い知識を基軸にしたバイオロジーの始まりを意味しています。分子生命科学科では、このような時代の要求に応えつつ、今後盛んになる新たなサイエンスを担う人材育成に重点をおき、その過程で学部生、大学院生とスタッフが共に力をあわせ、世界最先端の研究を行い、成果を研究発表というかたちで世界に配信しております。
絶えず時代の岐路にさしかかりつつも、瞬間的な風に左右されることなく、皆様と「本物のサイエンスの発展」に尽力いたしたい所存でございます。それを輝かしい将来をもつ皆様とともに共有し一緒に成長していければと思います。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。