ニュース&トピックス 低分子量GTP結合蛋白質Sar1aのプルダウンアッセイシステムを開発しました。

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2018.08.01

分子神経科学研究室の修士1年生の浦井さん(人物写真左)、学部4年生の山脇さん、専攻生の渡辺さんらの論文がBiochemical and Biophysical Research Communicationsに掲載されます。低分子量GTP結合蛋白質はGTP結合型が活性型ですが、当該論文ではこのGTP結合型に特異的に結合するSec23BのC末端側(構造写真:青がSec23BのC末端側)をベイトに、活性型をプルダウンすることに成功したことを報告しています。ミエリン(髄鞘)に局在する膜蛋白質の輸送の根幹に関わる分子のアッセイシステムが完成したことで、ミエリン膜形成を促進する新たな創薬ハンティングが進むことが期待されます。