中島 由貴

一般社団法人日本食品分析センター

私立十文字高等学校 出身
生命科学部 環境ゲノム学科(現:応用生命科学科)卒業
生命科学研究科博士前期課程(修士)修了

正確かつスピーディな分析で、医薬や食品の世界を支える。

大学の研究室で使い慣れた実験器具を手に、日々、分析対象と向き合っています。

高校生の頃から生命科学に興味があり、進学の際には環境と生物の関わりを学べる大学に行きたいと考えていました。そんな時に、東薬のパンフレットを見て『この研究室、面白そう!』と、私の希望にぴったりの研究室があることを知りました。それが、入学の決め手となりました。入学後、学部4年生から大学院にかけて念願の研究室に在籍し、好きな領域の研究に没頭できました。就職においても、研究生活と重なる部分のある“分析”の業界で働きたいと考え、今の仕事に就きました。

現在は主に製薬会社や食品会社からの依頼を受けて、医薬品の原料や食品添加物が所定の規格に合致しているかを試験する業務に携わっています。日々の試験で使うビュレットやピペットといった器具は、学生の頃に親しんだものであり、その使い方にも慣れていましたので、スムーズに仕事に入ることができました。仕事の中で感じるやりがいは、誰もが知っている企業からのオーダーに応え、私の手から提出されたデータが品質管理の一端を担っているという点です。様々な依頼には正確さはもちろん、スピードも求められますので、今後はそれに応えられるよう腕を磨き、成長していきたいです。