大学紹介 ディプロマ・サプリメントの発行について
ディプロマ・サプリメントの再発行を希望する卒業生の方は、 以下までご連絡下さい。
―お問合せ先―
教育研究推進部 教学IR研究推進課
TEL:042-676-5349 / E-MAIL:ap-staff-ml@toyaku.ac.jp
本学では、卒業論文研究は講義・演習・実習等で培った学力の3要素「1)知識・技能、2)知識・技能を活用して、自ら課題を発見しその解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力、3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を集約して、医療や生命の探求に貢献する研究を実施しそれを公表する場の一つと捉えています。
最終学年の集大成である卒業論文研究にルーブリックを用いた評価を導入することにより、学生は適切な評価を受けることが可能となり、また、達成目標が明示されることにより、目的意識を高く持つことが可能になると考えます。なお、本ルーブリックは、ディプロマ・ポリシー及び卒業コンピテンス・コンピテンシーに基づき、設計されています。
また、卒業論文研究の評価を学生にフィードバックすると共に、学生が卒業論文研究を通じて育んだ知識・技能をより目に見える形で社会に提示することを目的として、卒業論文研究を活用したディプロマ・サプリメントの発行を行っています。
薬学部
実験・調査研究コース共通ルーブリック
評価項目と配点 | 5(S) | 4(A) | 3(B) | 2(C) | 1(D) |
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積極性 | 自ら興味を持って課題への取り組みや関連する知識の取得を能動的に遂行できる。 | 積極的に課題へ取り組み、問題解決しようとする。 | 教員・上級生の指導を尊重し、課題への取り組みができる。 | 教員の指導に従わず、課題に取り組むことができない。 | 研究活動としてやるべきことが分からない。 |
理解度 | 国内外の様々な研究に関する最新情報を精査し、研究活動に関連付けできる。 | 国内外の関連研究について情報を整理して、研究課題を説明できる。 | 国内外の関連研究について把握できているが、情報を整理して説明できない。 | 指導者が直接伝えた研究内容は理解している。 | 研究内容について、理解できていない。 |
計画性・ 問題発見解決能力 |
これまでの知見や自らの経験に基づく理論構築を行い、問題点を発見すると共にそれに対して適切な研究方法を立案し、計画的に実行できる。 | 得られた知識に基づく理論構築や問題点の抽出を行い、適切な研究計画を立案し、計画的に実行できる。 | 新たな研究方法を立案し、実行しているが、理論的思考を伴っていない。 | 基本的な研究方法のみ理解し、研究方法であれば立案・実行できる。 | 研究すべき問題点が分からない。研究方法を立案できない。 |
研究方法・ 実験・調査技術 |
研究課題を展開させるために必要な実験・調査手法に精通し、その実施のための基盤情報を収集できる。 | 研究課題を遂行するための実験・調査技術をほぼ修得し、他の学生に対してその実施に関する指導ができる。 | 研究課題を遂行するための実験・調査について、手技的には問題ないが理論的には理解していない。 | 研究課題を遂行するために必要とされる実験・調査手法を把握できているが、技術習得が不完全であり、その実施には補助者を必要とする。 | 課題研究を遂行するにあたり必要な実験・調査手法を把握できていない。 |
研究成果の到達度 | 研究計画に従って研究を遂行し、当初目的としていた成果を得た。予想していた成果とは違った結果が得られたが、完成度の高い卒業論文や発表会資料としてまとめた。論文投稿や学会発表を行った。 | 研究計画に従って研究を遂行し、成果を得た。修士論文に準ずる卒業論文を作成することができた。体裁を若干整えれば学会発表できる資料にまとめた。 | 研究計画に従って研究を遂行し、成果を得た。体裁の整った卒業論文を作成したが、修士論文に準ずるレベルには至っていない。発表資料には修正を要する箇所がある。 | 研究計画に従って研究を遂行したが、結果が得られなかった、または目論んでいた結果と異なる結果を得たため、そこで挫折してしまった。卒業論文は作成した。発表資料は大幅な修正が必要である。 | 研究計画通りに研究を遂行しておらず、未解決の部分が多い。卒業論文、発表資料も未完成である。 |
発表の到達度 (上段はWebClass 下段はZoomの場合) |
資料の説明は過不足なく適切な表現で分かりやすい。 質問には期限内に十分な内容を的確に回答した。 |
資料の説明にやや過不足があるが、まずまず適切である。 質問には期限内に的確に回答した。 |
資料の説明には修正を要する箇所がある。 質問には不足はあるが期限内に回答した。期限を超過したが十分な内容を回答した。 |
資料の説明には修正を要する箇所が多い。 質問には回答していない。 |
発表資料を提出していない。 |
聴衆を意識して聞き取りやすい速度で明瞭に発表できた。予定の時間通りに発表できた。 質問には的確に答えていた。 |
聴衆を意識して発表できた。ほぼ予定時間通りに発表できた。質問にほぼ満足に答えていた。 | 聴衆へ意識があまりできていない。原稿を棒読みしている印象がある。予定時間を大幅に超過または不足した。 質問にあまり答えられていない。 |
聴衆への配慮がほとんどない。不要な言葉(あ~、え~など)や表現を多用し、不誠実な発表態度である。 質問にはほぼ答えられていない。 |
聴衆に対する発表を行っていない。 | |
生涯学習・研究への意欲と力 | 薬学の研鑽や薬剤師に必要な最先端の知識、技能あるいは研究を更に推し進める意欲が非常に高い。 | 卒業後も自律あるいは自立して学習する姿勢と継続して学習するための方法論を習得している。 | 卒業後も学習できる姿勢と学習法を習得している。 | 生涯学習の重要性や学習方法を理解しているが、現状の学習力が不十分である。 | 生涯学習の重要性が理解できていない。あるいは、その意欲がない。 |
生命科学部
研究評価用ルーブリック
DP | 身につける力 | 評価する行動目標 | 評価 | 判定基準 | ||||
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S(4) | A(3) | B(2) | C(1) | D(0) | ||||
自己教育力 | 自己管理 | 活動日・時間を守り、体調管理に心がけて研究活動を行う。 | 自律的に行っている。 | 概ね自律的に行っている。 | 自律的な姿勢は認められるが、欠席や遅刻・早退が時々ある。 | 欠席や遅刻・早退が多いが、単位取得に最低限必要な出席は認められる。 | 単位取得に必要なだけの出席がない。 | |
自己教育力 | 計画 | 1日および1週間程度の行動目標・行動計画を作成する。 | 主体的に行ってている。 | 概ね主体的に行っている。 | 教員や周囲の助言の下に、概ね行っている。 | 1日程度の計画ならば、教員や周囲の助言の下に、概ね行っている。 | ほとんど行っていない。 | |
自己教育力 | 実行 | 計画を実行する。 | 毎日、主体的に行っている。 | ほぼ毎日、主体的に行っている。 | ほぼ毎日、行っているが、必ずしも主体的とは言えない。 | ほぼ毎日とは言えないが、ある程度行っている。 | ほとんど行っていない。 | |
協働力 | コミュニケーション | 教員に報告・連絡・相談する。 | 恒常的に行っている。 | 頻繁に行っている。 | 必要最低限には行っている。 | 必要な場合でも行っていないことがある。 | 必要な場合でも行っていないことが多い。 | |
協働力 | 周囲への働きかけ | 周囲に積極的に働きかけ、ポジティブな影響がある。 | 積極的でポジティブな影響が見られる。 | ある程度積極的で、ポジティブな影響が見られる。 | 積極的とは言えないが、ポジティブな影響が見られる。 | 多少は行っている。 | ほとんどしない、あるいはネガティブな影響が見られる。 | |
専門力 | 情報収集 | 自分の研究に必要な情報を収集する。 | 主体的に行っている。 | 概ね主体的に行っている。 | 主に指示に従って行っている。 | 指示に従って概ね行っている。 | ほとんど行っていない。 | |
専門力 国際力 |
英論文読解 | 自分の研究に必要な英語論文の内容を理解し伝える。 | 十分に行うことができる。 | 概ね十分に行うことができる。 | ある程度行うことができる。 | 部分的にある程度行うことができる。 | ほとんどできない。 | |
専門力 | 課題発見 | 自分の研究を遂行する上で生じる問題を発見する。 | 主体的に行うことができる。 | 概ね主体的に行うことができる。 | ある程度主体的に行うことができる。 | 行うことができることもある。 | ほとんどできない。 | |
専門力 課題解決力 |
課題解決 | 自分の研究を遂行する上で生じる問題を解決する。 | 主体的に行っている。 | 概ね主体的に行っている。 | 教員の助言を受けることにより概ね行うことができる。 | 教員の助言を受けることによりある程度行うことができる。 | ほとんどできない。 | |
専門力 課題解決力 |
批判的思考・論理的思考 | 自分や他者の研究について、本質を捉えて論理的に思考し議論する | 主体的に行っている。 | 概ね主体的に行っている。 | 教員の助言のもとに、概ね行うことができる。 | 教員の助言のもとに、ある程度行うことができる。 | ほとんどできない。 | |
専門力 | 文章表現 | 自分の研究内容を、正しい日本語で的確に文章表現する。 | 主体的に行うことができる。 | 主体的に概ね行うことができる。 | 主体的にある程度行うことができる。 | 教員の助言のもとにある程度行うことができる。 | ほとんどできない。 | |
専門力 国際力 |
プレゼンテーション | 自分の研究に関し、スライド等を用いて、①関連分野における位置付けと目的、②用いた方法や原理、③得られた結果、④結果に基づく結論や仮説・考察を的確に説明する。 | 4つの項目を的確に説明することができる。 | 4つの項目を概ね的確に説明することができる。 | 3つの項目を概ね的確に説明することができる。 | 2つの項目を概ね的確に説明することができる。 | 概ね的確に説明することができる項目が1つ以下である。 | |
専門力 協働力 |
ディスカッション | 他者の研究に対して、建設的な提案や質問をする。 | 日常的に、主体的に行っている。 | 概ね日常的に、主体的に行っている。 | 主体的にある程度行っている。 | ある程度行っているが、主体的とは言えない。 | ほとんど行っていない。 | |
専門力 | 倫理観 | 環境経営、生命倫理や遺伝子組換え技術に関する指針を理解し、また配慮した研究を行う。 | 指針を説明することができ、実施している。 | 指針を説明することができ、概ね実施している。 | 概ね指針を説明することができ、実施している。 | ある程度指針を説明することができ、実施している。 | ほとんど実施していない、または問題がある。 | |
専門力 | 課題解決 | 卒業研究において科学的・技術的に価値のある成果を得る. | 学会発表内容の中心とすることが可能な成果が得られている。 | 学会発表内容の一部とすることが可能な成果が得られている。 | 今後の研究展開に重要な成果が得られている。 | 今後の研究展開にある程度参考にできる成果が得られている。 | 信頼できる成果がほとんどない。 |
研究発表用ルーブリック
身につける力 | 評価 | 評価する行動目標 | 4.とても優れている | 3.優れている | 2.改善の余地がある | 1.大いに改善の余地がある |
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発表時間を守る | 時間を守り発表する | 時間配分が適切である | ほぼ時間以内である | 時間が少し超過している、あるいは少し短い | 時間が大幅に超過している、あるいは大幅に短い | |
論理的一貫性を保つ | 論理的に一貫して明確な発表を行う | 背景、目的、結果、結論と論理的な一貫性が明確で、聴衆の興味をそそる内容である | 背景、目的、結果、結論と論理的な一貫性が明確で、聴衆は理解が容易である | 論理的な統一性にやや欠けていて、聴衆は理解に困難を伴う | 論理的な統一性に欠けていて、聴衆は理解できない | |
専門外の聴衆への説明 | 専門外の聴衆へ簡潔でわかりやすい発表を行う | 簡潔でわかりやすく魅力的な説明で、専門外の聴衆者への配慮が十分になされている | 簡潔でわかりやすい説明で、専門外の聴衆者への配慮がなされている | 専門用語の説明と使用が適切である | 専門外の聴衆への配慮が不足している | |
図表表現 | わかり易い図表を作成して簡潔に説明できる | 明解な構成と表題の図表をもちいて簡潔に説明がなされ、魅力的でとれも理解しやすい。 | 適切な構成と表題の図表をもちいて簡潔に説明がなされ理解しやすい | 構成、表題や説明が一部において不適切で、図表の内容が理解しづらい | 構成、表題や説明が不適切で、図表の内容が理解できない | |
適切な質疑応答をする | 質問者の意図を理解して、質疑応答をおこなう | 質問に対する解答が適切で、かつ、さらに詳しく説明して議論を深める | 質問に対して、すべて答えられたが、さらに詳しく説明はできない | 初歩的な質問には答えることができたたが、内容に自信が感じられない | 質問に答えることはできなかった | |
アイコンタクトを保つ | アイコンタクトを保ち聴衆を引きつける | 常時、広範にアイコンタクトがとれていて、原稿をほとんどみない | 広範にアイコンタクトがとれているが、頻繁に原稿をみている | わずかにアイコンタクトがとれるが、ほとんどの時間原稿を見ている | 資料を読むだけで、聴衆とのアイコンタクトがほとんどない | |
デリバリーを保つ | 高いデリバリー性を保つ発表ができる | 態度、間合い、抑揚などに配慮され、声の大きさやスピードなどが適切で、話の内容が聴衆に魅力的に伝達されている | 声の大きさやスピードなどが適切で、話の内容が聴衆に伝達されている | 声が聞きづらく、相手に伝わりにくい | 声が聞きづらく、相手に伝える意志が感じられない |
ディプロマ・サプリメント
掲載内容
- 学生プロフィール
(氏名、入学年度、学科、卒論所属教室・研究室名) - 卒業論文研究内容
(研究題目、指導教員名、評価レーダーチャート、卒論要旨、教員によるコメント) - 業績、能力などに関する特記事項
(研究発表、資格、語学、特殊な技能・能力) - 評価基準
(ルーブリック評価表、ディプロマ・ポリシー、卒業コンピテンス・コンピテンシー)
例)薬学部版ディプロマ・サプリメント(表紙)