大学紹介 環境への取り組み

本学は生命と健康を科学し、地球環境領域をも視野にいれた学問を追究する薬学部と生命科学部から成る教育機関です。21世紀における地球環境保全・改善に寄与するために、あらゆる教育・研究活動が環境と調和がとれるよう努めています。大学の運営と環境問題は密接に関係しており、環境配慮型経営を実施することは、大学の付加価値を向上させることに直結します。
直近では「大学の社会的責任」という言葉に象徴されるように、大学にも企業と同等レベルの社会的責任が求められる時代となりました。本学としても、環境方針に掲げられた意欲的な人材育成の為にも、今後も環境に関する取り組みを強化することとしています。

環境方針

東京薬科大学はヒューマニズムの精神に基づいて、視野の広い、心豊かな人材を育成し、薬学並びに生命科学の領域において、人類の福祉と世界の平和に貢献することを基本理念として掲げてきた。薬学部と生命科学部から成る教育機関として、持続可能な地球環境保全・改善に寄与するために、あらゆる教育・研究活動が環境と調和がとれるようにつとめてきた。
現代社会においては、持続可能な開発目標が国際連合によって提案され、国内外を問わず、目標に向けた取組が展開されている。
東京薬科大学は、生命と健康を科学し、地球環境領域をも視野に入れた学問を追及する大学として、持続可能な社会の実現に貢献する。

  • 薬学と生命科学を通じて、人々の健康と地球環境保全・改善への貢献を志向し、ヒューマニズムの精神に裏付けられた視野の広い研究者・技術者を育成する。
  • 本学は、さまざまな教育研究活動を通じ、地域社会に対して啓発活動を積極的におこない、意識の高揚を推進する。
  • 本学は教育研究活動に伴う環境負荷の低減(省エネ、省資源及び廃棄物の低減等)を推進するとともに、健全な環境を維持するための目標を定め、全構成員は一致して、この目標の達成につとめる。
  • 本学は教育研究活動に関わる各種法令、関連機関等との取り決めを遵守し、環境汚染の予防と自然環境の保全につとめる。
  • 本学における環境経営計画は、内部監査等を通じ必要に応じて見直すとともに、その継続的改善につとめる。

本環境方針は、構成する教職員・学生及び常駐する関連会社の職員に周知するとともに、本学ウェブサイト等を通じ、広く学内外に公表する。

2020年4月1日

本学における環境マネジメント

本学では、2005年に環境マネジメントシステム認証(ISO14001)を行い、2009年に認証を返還してからは独自の環境マネジメントシステムである「東京薬科大学環境経営システム」を新たに定めました。
このシステムは、過去に取得していたISO認証にはこだわらず、大学という環境に適した美化や安全等の項目を取り入れた包括的な環境マネジメントシステムです。その中心として、理事・教職員・学生・生活協同組合・学内常駐業者の全構成員の代表者で組織された「環境経営委員会」を軸にシステムを運用しています。
委員会は、環境配慮を中心的に取りまとめて、円滑に進行していくために実施している役割を担っています。これは、既存のISO14001に準じた形の運用ですが、数値目標だけに捉われることなく現実的な利便性を向上させながらも、活動を継続的に行っていく目的で進めています。

環境活動に関する総括

温室効果ガス抑制に向けた対策:地球温暖化対策計画書

環境教育・啓発活動

本学では、学内で活動する全ての人々が、環境問題を配慮し行動できるよう、啓蒙教育を実施しています。また、学部・大学院の講義に環境関連科目を設定し、環境マインドの持った学生の育成を実施しています。
委員会においては、薬学部・生命科学部の学生で構成される、環境経営委員会学生部門を設置しグリーンカーテンの設置や、本学が加盟する私立大学環境保全協議会研修会における研さんなど多様な活動を行っています。

廃油によるせっけん作り

リユース・リサイクル活動への協力

グリーンカーテンの設置

環境ルール(法令順守)・内部監査

誰もが、環境配慮が行えるよう、資源の分別方法など、様々なルールを決めています。また、定期的にルールが守られているかを定期的にチェックしています。

資源の分別

廃棄物集積所

環境施設の適切な運用

排水は除害施設を経由し、公共下水道へ排出しています。また、薬品などの管理も使用量を薬品管理システムによって把握し、保管管理を適切に行っています。

薬品保管庫

地域への環境教育

緑の大切さを知ってもらうため、薬用植物園を地域の方々にも公開しています。

薬用植物園の公開

薬用植物園の公開

公開講座

東京都で最も広い本学の薬用植物園を一般の方々に公開するとともに、年2回定期的に「薬用植物園公開講座と薬用植物見学会」を開催しています。

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 総務課