キャンパス・学生生活 「この団体をこれからもずっと残していきたい」と思ってもらえるように―ゲノムサイエンス研究部

―ゲノムサイエンス研究部について教えてください。

ゲノムサイエンス研究部は、ゲノムに関する知識を身に付けるという目的のもと活動を行っています。生命現象について興味を持つ学生が多く参加しています。

主な活動は長期休暇期間に行われる実習です。  不定期にミーティングを行い、生命現象やゲノムに関連した内容のうち、「深く知りたい内容は何か?」「やってみたいことは何か?」といったことを探っていきます。

コロナ禍の影響もあり、これまで大学内での実習活動が行えておりませんでした。今後、大学内での実習など行えるようになっていけると思いますが、今年度のゲノムサイエンス研究部の活動は試行錯誤しながらのものになると思います。それでも、後輩たちに「この団体をこれからもずっと残していきたい」と思ってもらえるような、大学生活の中での思い出の場所にしていきたいと思っています。

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―どのようなテーマで実習・実験を行っているのですか?

過去の実績は以下の通りです。

  • 2019年: メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素の遺伝的多型性に関する研究
  • 2020年: Zoomで勉強会等
  • 2021年: インターネット上で公開されているデータを用いたトランスクリプトーム解析実習

2020年度はコロナ禍により活動ができず、2021年度は対面での実験ができない中でできることを模索し、オンライン上で行う実践的なデータ解析実習を行いました。コロナ禍以前は、「髪の毛からDNAを採集解析し、日焼け・シミになりやすいか」、といったことを調べていました。今後の実習では、過去に行われた実習の成果を引き継ぎ、さらに発展させていきたいと考えています。

―今後の活動計画はありますか?

まずは交流会を定期的に開催することと、メンバーが考える力を育てられる活動を行いたいと思っています。例えば、引退した先輩の行っている研究について、部員も研究に携わらせてもらうといったことを考えています。

―部としての目標を教えてください。

団体の目標は、実習を通して実践的な生命科学の知識や実験手技を身に付け、自分たちで考えた実習を行い、ゲノムの知識を身に付けることです。

先般3年生が引退し、現在、12年生によってメンバーが構成されています。特殊な状況で入部し、活動してきたこともあり、「ゲノムサイエンス研究部らしさとは何なのか?今後どのように運営していくか?」、ビジョンが見えていない状況です。それでも、この部がメンバーにとって大学生活の中での思い出の場所になるように努力していきたいと思っています。その一歩として、先輩後輩の壁を取り払い、メンバー全員が対等な立場で意見を言い合いディスカッションを行えるような関係性を作っていきたいと思っています。

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 ―ゲノムサイエンス研究部さんのアピールポイントを教えてください。

アピールポイントは部のメンバーが勉強熱心で優しいところです。部のこと以外でも、勉強のことを相談すれば予定を合わせて丁寧に教えてくれる人ばかりです。私自身もゲノムに興味があったことや、見学時にこの部の雰囲気が温かく素敵だと思ったことで入部を決めました。部員数も多く、学年学科隔たりなく交流できる環境なので、お互いに向上心を持ちながら、日々良い刺激を受けられる。そんな環境です。

やはり大学生の本分は勉強になると思います。特に東薬は座学も実習も種類が多く、1年生から多くの実習を受けます。どうせなら楽しみながら勉強をしたいと思いませんか?ゲノムサイエンス研究部では、楽しみながら勉強のための能力を磨くことができます。ぜひ、私たちと共に楽しめる充実した大学生活を送りましょう!

―ありがとうございました。

インタビュー: 部長 氏家 葵さん(生命科学部2年)

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