キャンパス・学生生活 仲間と演奏できる喜びやオーケストラの魅力を体現したい―ハルモニア管弦楽団

―ハルモニア管弦楽団について教えてください。

ハルモニア管弦楽団は、東京薬科大学では唯一のオーケストラを行う団体です。毎週水曜日の18時~20時、土曜日の9時半~16時に練習しています。演奏会前や長期休みには、それ以外の曜日も活動しています。現在は26名の部員と共に、『弦楽器』・『木管楽器、金管楽器、打楽器』とそれぞれのパート毎に練習場所をずらし、密にならないように配慮しながら練習を行っています。歴史あるハルモニアの精神を引き継ぎながら、より進化していくために何ができるのか、試行錯誤しながら進めています。

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―練習内容はどのようなことを?

初心者でも経験者でも、最初の練習は基礎作りを一緒に行うことから始まります。例えば管楽器では、「ドレミファソラシドを滑らかに演奏する練習」・「半音階の練習」・「タンギングの練習」、さらに肺活量を鍛えるために同じ音をずっと吹き続ける「ロングトーン」などを行います。管楽器は体力と肺活量が重要ですので、この「ロングトーン」は重要だと捉えています。

また、オーケストラとしては全員の息を合わせることが非常に大切です。そのため、練習ではアンサンブルも積極的に行います。パート毎のアンサンブルのほか、楽器全体での合同演奏練習も行います。

オーケストラの楽しさは自分で楽器を演奏できること。初心者の方でもなるべく早く楽器を演奏できるように、楽譜の読み方から丁寧に教えています。12月現在では、みんな同じレベルの演奏練習ができるように努めています。

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 ―演奏会や発表の場はどういったものがありますか?

最も大きなイベントは、4月に行うスプリングコンサートと、11月に行う定期演奏会です。これまでコロナ禍により数年間大きな演奏会を開くことができず、また開けたとしても無観客開催での実施でした。しかし昨11月、ついにお客様の前で定期演奏会を実施する事ができました。

またこの他にも、コロナ禍以前は入学式や学位授与式、東薬祭でも演奏を行っていました。

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 ―ハルモニア管弦楽団の特長を教えてください。

定期演奏会やスプリングコンサートで演奏する曲目はクラシック音楽のみですが、新入生歓迎会や東薬祭でのハルモ喫茶ではアンサンブルを行うこともできます。団員は吹奏楽経験者が多いですが、楽器に触れるのが初めての人もいます。オーケストラ初心者の人にも、部員同士で教え合ったり、各パートに協力してくれているプロの楽器奏者(トレーナー)から指導をいただけることも魅力の一つです。

 ―ハルモニア管弦楽団の目標を教えてください。

演奏会に向けて練習する中で演奏技術を向上させ、仲間と演奏できる喜びやオーケストラの魅力を体現することを目標にしています。

毎週水曜日に活動があり、本番前にはほぼ毎日練習を行うため、決して楽しいことだけの部活ではありません。しかし、曲に向き合い、お客様に演奏をお聴きかせする以上、日々の練習が必要であり、本番で良い演奏をできた時は他の活動では味わえない達成感があるはずです。

今後は入学式での演奏や、スプリングコンサートなど、オーケストラとして演奏できる機会も増えてくると思います。新しく入部してくれる皆さんにも、オーケストラとして演奏する楽しさをともに感じてもらいたいです。

 ―ありがとうございました。

インタビュー: 部長 飯島 こころさん(薬学部2年)
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