キャンパス・学生生活 演奏技術を向上させ、仲間と演奏できる喜びやオーケストラの魅力を伝えたい―ハルモニア管弦楽団

―ハルモニア管弦楽団について教えてください。

ハルモニア管弦楽団は、東京薬科大学では唯一のオーケストラ団体です。

年に2回行われる定期演奏会に向けて毎週集まり個人練習や合奏をしています。活動は毎週水曜日の18:00~20:00、土曜日の10:00~16:00に練習しています。演奏会前や長期休みには、それ以外の曜日も活動しています。現在は28名の部員と共に、『弦楽器』・『木管楽器』・『金管楽器』・『打楽器』とそれぞれのパート毎に練習を行っています。

伝統を踏襲しながら、コロナを経て時代に合わせた変化をしながら私たちなりの演奏ができるように日々切磋琢磨しています。また私たちは、自らが主体となって楽しんで演奏することを目指しています。

P1555020_900x600.jpg部長 永島 怜奈 さん
(薬学部2年・取材当時)

―活動内容について教えてください。

初心者でも経験者でも、最初の練習は基礎作りを一緒に行うことから始まります。

また例えば、私が吹いているオーボエは木管楽器の1つで、木管楽器は特に早く細かく音符を吹くことが求められる『連符』が多いです。これを吹けるようにするために連符の音をそのままにスピードやリズムを変えて練習します。また、指が素早く動くように普段から音階を素早く滑らかに吹く練習をしています。

さらに新たにインターバルという音と音の幅をうまく認識して、みんなで音程を合わせるための基礎合奏を取り入れました。これは2人ペアで聞き合いながら行い、もう片方に評価してもらうことで自分の音を客観的に捉えることを目的としています。

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パート別練習の後、各楽器間の息や音の強弱を合わせてハーモニーを生み出すため、アンサンブルや各パート間合同練習も積極的に行います。

音楽をする人にとって一番面白いのは、自分で楽器を演奏できることだと思います。初心者の方でもなるべく早く楽器を演奏できるように、楽譜の読み方から丁寧に教えています。

―演奏会や発表の場はどういったものがありますか?

最も大きなイベントは、4月に行うスプリングコンサートと、11月に行う定期演奏会です。その他にも、東薬祭でアンサンブルを披露しました。入学式や学位記授与式で演奏することもありました。

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―ハルモニア管弦楽団の魅力や特長を教えてください。

ハルモニア管弦楽団には、経験者・初心者どちらも所属しており、みんなでより良い音楽を目指して切磋琢磨しています。定期演奏会に加え、東薬祭や合宿で行うアンサンブルを通して、音が合った時の達成感と感動は大きな魅力です。

定期演奏会やスプリングコンサートで演奏する曲目はクラシック音楽のみですが、新入生歓迎会や東薬祭でのハルモ喫茶ではアンサンブルを行うこともできます。団員は吹奏楽経験者が多いですが、楽器に触れるのが初めての人もいます。オーケストラ初心者の人にも、部員同士で教え合ったり、各パートに協力してくれているプロの楽器奏者(トレーナー)から指導をいただけることも特長の一つです。

―ハルモニア管弦楽団の目標を教えてください。

演奏会に向けて練習する中で演奏技術を向上させ、仲間と演奏できる喜びやオーケストラの魅力を体現することを目標にしています。

毎週水曜日に活動があり、本番前にはほぼ毎日練習を行うため、決して楽しいことだけの部活ではありません。しかし、曲に向き合い、お客様に演奏をお聴きかせする以上、日々の練習が必要であり、本番で良い演奏をできた時は他の活動では味わえない達成感があるはずです。

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今後は入学式での演奏や、スプリングコンサートなど、オーケストラとして演奏できる機会も増えてくると思います。新しく入部してくれる皆さんにも、オーケストラとして演奏する楽しさをともに感じてもらいたいです。

―ありがとうございました。