ニュース&トピックス 大規模な卒業生調査結果を特設サイトで公開 -- 卒業生のリアルな体験の集積から学ぶ|プレスリリース

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2021.11.04

プレスリリース

東京薬科大学が大規模な卒業生調査の結果を公表 -- 卒業生のリアルな体験の集積から学ぶ

ポイント

20211104alumni-survey.jpg卒業生調査レポート特設サイト

  • 文部科学省 大学教育再生加速プログラム事業の一環として、卒業生約2万人を対象に大規模な卒業生調査を実施した(有効回答者数5,081人、回収率28.6%)。
  • 調査では、質問項目による学びと仕事の数字化だけでなく、「在学中の学びがどのような形で生かされているか」、「東京薬科大学が改善すべき事柄は何か」について、自由記述で多くの回答が寄せられた
  • 結果から、男性・女性共に、政府統計と比較し生涯所得が高いことが確認された。しかし、年収や仕事の満足度にバラツキがあることも確認された。大学での学びは年収や満足度に直接的な効果をもたらさないものの、「現在身につけている能力(社会人力)」を確実に高めていることが分かった。
  • 特設サイトを通じ、大学の実像を社会に発信するだけでなく、在校生の学びの道標になることを期待。

概要

東京薬科大学は、文部科学省大学教育再生加速プログラム事業の一環として、卒業生約2万人を対象に実施した大規模な卒業生調査の成果について、『卒業生調査レポート』特設サイトを開設しました。

本調査は、東京薬科大学での学生生活が、入学前の学習習慣からどのような影響を受け、卒業生にとっての現在のキャリアや暮らし、さらには現在の知識や能力の水準に対して、どのような影響を及ぼしているのかを明らかにするために設計されています。

特設サイトでは、三つのテーマ(CHAPTER ONE:大学の学びは仕事に役立つのか。CHAPTER TWO:どのような学び方が望ましいか。CHAPTER THREE:卒業生の反省と授業改善の提案)に絞り、調査結果の一端を紹介しています。東京薬科大学の実像を社会に発信するだけでなく、本調査にご回答いただいた卒業生の方々へ調査結果を報告するとともに、在校生の学びの道標になることを期待しコンテンツが構成されています。

 

20211104alumni-survey-3.jpg調査の枠組み

特設サイトの掲載内容をご紹介

CHAPTER ONEの分析結果の一例を紹介します。卒業後のキャリアとして、職種と年収および仕事の満足度を調査し、政府統計(賃金構造基本統計調査)の学歴別年収を用いて60歳までの総所得(生涯所得)を推計し、東京薬科大学卒業生の生涯所得と比較しました。男性・女性共に、政府統計と比較し生涯所得が高いことが確認されましたが、年収や仕事の満足度にバラツキがあることも確認されました。年収や仕事の満足度の多様なバラツキを規定する要因は何か、それを探ったのが、♯04と♯05の内容です。統計的な分析を重ねた結果、大学での学びは年収や満足度に直接的な効果をもたらさないものの、「現在身につけている能力(社会人力)」を確実に高めていることが分かりました。大学での学びが社会人力を高めている事実は、大学での学びが仕事に役立つ一つのプロセスを表現していると考えられます。

サイト情報

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東京薬科大学 卒業生調査レポート
(英語) Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences/Graduate Survey Report
コンテンツ
CHAPTER ONE:大学の学びは仕事に役立つのか
  1. 東薬で学んだことは今、生きていますか?
    (自由記述欄の言葉を組み立て、卒業生の声を集約しました)
  2. 数字で見る!大学時代の学びによって仕事が変わる?収入が変わる?
    (自由記述欄の言葉をアンケートの数字を使って検証しました)
  3. 調査・分析手法を公開 卒業生の本音を浮かび上がらせた「KJ法」とは?
    (♯01の補足として、言葉の組み立て方を説明しました)
  4. 徹底解析!収入と仕事に対する満足 決めるのは、社会で身につけた力
    (社会人力と収入および満足度の関係を統計的に分析しました)
  5. 追跡!「社会人力」を高めるファクターXを追え!
    (現在身につけている社会人力は、大学時代の学習成果によって支えられていることを明らかにしました)
CHAPTER TWO:どのような学び方が、望ましいか
随時、公開予定
CHAPTER THREE:卒業生の反省と授業改善の提案

随時、公開予定

卒業生調査レポート|特設サイト

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 教学IR研究推進課