ニュース&トピックス 本学と工学院大学附属高等学校が、共通テストと新学習指導要領の“情報科”について意見交換 -- 高大接続連携・FD活動の強化へ向け、合同研修会を実施

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2021.10.19

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プレスリリース

東京薬科大学と工学院大学附属高等学校が、共通テストと新学習指導要領の“情報科” について意見交換 -- 高大接続連携・FD活動の強化へ向け、合同研修会を実施

概要

両校は2021年2月に高大連携協定を締結し、高校での連携授業、大学での体験実習など、高大接続の強化に向けた取り組みを実施しています。今回の合同研修会は、学習指導要領の改訂により高校の授業において強化される情報科について理解を深め、また令和7年度大学入学共通テストで初めて出題される教科である「情報」について概要を把握します。高校と大学のカリキュラムを相互に理解し、教育課程編成にあたり参考となる知見を得ることを目的とし、両校の教員・事務職員合計86名がオンラインで参加しました。

研修会では、情報処理学会の初等中等教育委員会委員長を務める 中野 由章 工学院大学附属中学校・高等学校校長より「大学入学共通テストと新学習指導要領における情報科」をテーマにした基調講演が行われ、その後、両校の教員による情報共有・意見交換が行われました。

今後もこのような機会を設け、両校の高大接続連携、ならびにFD(Faculty Development:授業内容・方法を改善し、向上させるための組織的な取組)活動の強化に取り組んでまいります。

20211019-1100pressrelease-1.jpg工学院大学附属中学校・高等学校 中野由章校長による基調講演

20211019-1100_pressrelease-2.jpgオンラインで開催し、86名が参加

代表者コメント

東京薬科大学 データサイエンス教育推進委員会委員長 小島 正樹 (生命科学部教授)
「政府のAI戦略2019を受けて、本学でも薬学・生命科学分野で活躍できるデータサイエンティストの人材育成を目指して、全学のデータサイエンス教育推進委員会を立ち上げました。現在は、データサイエンス教育の認定制度に向けて大学での教育プログラムを構築している最中です。特に大学1年生にどの程度のスキルセットを用意するのが妥当なのか、高校と大学の教育の円滑な接続を図るにあたり、大変有意義な研修会となりました。今後も高校・大学現場双方の情報共有を進め、学修成果の高い教育プログラム構築を目指してまいります。」
工学院大学附属中学校・高等学校 校長 中野 由章
「情報処理学会 初等中等教育委員会委員長・情報入試委員会幹事として、高等学校情報科や、大学情報入試について調査・研究を行ってきました。情報科は、情報学そのものだけでなく、スタディスキルズとしてすべての学びの基盤でもあります。今回は、小学校から大学に至るまでの情報教育体系、高等学校で来年度から新しく始まる『情報Ⅰ』の内容、大学入学共通テスト『情報』のサンプル問題などを解説させていただきました。今後、東京薬科大学様と本校との間で密な中高大連携が進むことをとても期待しています。」

取材に関するお問い合わせ

東京薬科大学 総務部 広報課