ニュース&トピックス TAMAリケジョ育成プログラム|『ラボ見学&実習体験』が開催されました

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2022.09.27

8月27日(土)に、女子中高生を対象にTAMAリケジョ育成プログラム『ラボ見学&実習体験』が実施されました。午前は女子中学生対象プログラムが実施され16名の参加があり、午後は女子高校生対象プログラムとなり28名が参加してくれました。

TAMAリケジョ育成プログラムとは?

『TAMAリケジョ育成プログラム』は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「令和4年度 女子中高生の理系進路選択支援プログラム」採択事業です。本プログラムは、女子中高生にサイエンスの面白さや可能性を知ってもらい、理系への興味・関心を高めていくことを目的としています。身近な問題や事象をテーマにした授業や実験など、社会との接続から理系の学びを導入し、SDGsへの理解も含め、様々な事象の解決に理系の知識や観点が役に立つことを実感する機会を提供します。中学校・高校への出前授業や大学で行う実習体験、企業訪問やロールモデルの紹介など、様々なイベントを開催します。

午前:女子中学生対象

テーマ『さまざまな植物の色を調べてみよう』

担当したのは、生命科学部応用生態学研究室の野口航教授と溝上祐介助教です。よく使われる野菜や果物の他に、薬用植物園で特別な許可を得てさまざまな植物の葉を採取しました。その後、実習室で、野菜や果物、採取した葉から光合成色素を抽出し、薄層クロマトグラフィーで分離し、色素を観察しました。普段使用したことがない機器もありましたが、本学教員と学生サイエンスコミュニケーターの説明やサポートをうけて実験を成功させ、結果について話し合いました。

rikejo0827-1_600.JPG※特別な許可を得て採取しています

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午後:女子高校生対象

テーマ『薬の分解を目で見てみよう』

こちらを担当したのは、薬学部個別化薬物治療学教室の降幡知巳教授です。身近な臓器として市販の鳥肉(レバー・ムネ肉・砂肝・ハツ)を用い、薬が体のどこで・どのように分解されるか体験を通じて学ぶことを目的とした実習を行いました。実習では各臓器でどのくらい薬が分解されるか調べ、臓器間でなぜ違いが出るのかを考察しました。高校生らしいハイレベルな実験でしたが、班のメンバーで協力しあいながら実験を進めました。また、女子大学院生のキャリアトークも実施されました。

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本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 広報課