ニュース&トピックス 9月12日(木)日本病院薬剤師会 会長 武田 泰生 先生にご講演いただきました

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2024.09.18

 キャリア支援講座の一環で、薬学部生を対象に、9月12日(木)日本病院薬剤師会 会長の武田 泰生 先生を本学にお招きし、14時より1201講義室にて、「病院薬剤師の軌跡と今後求められる薬剤師職能のあり方」についてご講演をいただきました。

 冒頭、山田 純司 副学長より、ご来校の御礼と今回のご講演の主旨説明の後、ご講演が開始されました。以下に抜粋致します。
「少子高齢化による医療需要の変化に伴い薬剤師の役割も変化してきております。病院薬剤師においては、従来の調剤業務中心から病棟業務中心へ業務形態がシフトし、薬剤師はチーム医療の担い手として、患者様の病状を踏まえた薬物治療管理を行うことが求められます。つまり、患者様への薬物投与後の効能効果や副作用の確認を薬剤師が行い、それを医師に情報提供し、医師との協業により、最適な処方と効果的な薬物治療を行うことです。医師も的確な診断を行うことに繋がり、治療薬の適正使用の循環(サイクル)が確立されます。
 一方、薬局の薬剤師の役割についても、臨床実践能力を身に付け、患者様に寄り添った服薬指導を行い、在宅医療をはじめ、地域に根付いた医療への貢献がより一層求められます。
 今後はさらに医療技術の高度化により専門領域へ細分化され、薬剤師もより専門性を身に付ける必要があります。ビッグデータを駆使した解析作業等、薬剤師の職域の拡大に伴い、各々が能動的に知識の習得に励む姿勢を持ち続けることが肝要です。」

 ご講演の末尾に、三巻 祥浩 学長より、今回のご講演の御礼と総評を以って締めくくりました。実務実習を控えている4年生や、就職活動を控えている5年生にとりましては、新たな薬剤師像を学習するより良い機会となりました。

 武田先生におかれまして、大変ご多忙の折ご遠方よりご来校いただき誠にありがとうございました。本学学生の教育にご尽力賜り感謝申し上げます。

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