未来創薬研究所
先端的な創薬研究を行い、成果の社会実装を通して医療の向上、健康増進、人材育成に貢献します

私たちが目指すもの

世界中の人々の健康と幸せの実現のため、アンメット・メディカル・ニーズを充たす画期的な医薬品の創出に貢献します


未来創薬研究所の各部門は相互に連携し合い、学外の産学研究者との協業を通じて医療分野でのイノベーションを推進します

大学・アカデミアだからこそできる、学問的な自由と探求心を基盤とした、長期的な視点で創薬研究に取り組みます。革新的なアイデアや技術を具現化するため、リスクを恐れず困難な課題に挑戦します

未来を担う研究者を育成することも私たちの重要な使命です。高度な専門知識と実践力をもち、将来、医療分野で革新的な成果を生み出せる人材を輩出することを目指します

3-place_miraisoyaku_00.jpg

概要

未来創薬研究所は、学内外の叡智を結集し先端的な創薬研究を行い、得られた成果を社会に実装することで医療分野でのイノベーションを推進し、医療の向上、健康増進、および次世代の研究人材育成に貢献することを目的としています。
当研究所は、学内の複数の研究部門、共同研究プロジェクトで構成され、学内外の研究者と協力して以下のミッションの達成を目指します。

①学内外の企業を含む創薬関連の共同研究プロジェクトの選定と実施
②最先端の創薬技術の開発および導出支援、ベンチャー企業創出による事業化支援
③レンタルラボや寄附講座の設置・開設
④研究交流会やセミナーの開催、シンポジウムの実施
⑤高度な専門知識と実践力を持つ次世代の研究人材育成

研究組織

創薬基盤技術部門
医薬品の研究開発プロセスを迅速化、効率化する様々な技術を開発・提供し、創薬の成功確率を上げることを目指します
ドラッグデリバリーシステム
再生医療用バイオマテリアル
次世代抗体、核酸などの新規モダリティ
in silico 薬物スクリーニング
薬効・動態等評価技術

3-place_miraisoyaku_01.jpg

創薬シーズ探索・育成部門
難治性疾患の病態解明研究にもとづく治療用標的の探索、および適切なモダリティ(低分子、抗体、核酸、細胞医療等)を駆使して標的を制御する医薬候補品創成に取り組みます
視神経保護効果を発揮する緑内障治療用抗体
広範なSARS-CoV-2 変異株を中和可能なヒト抗体
赤血球の異常をきたす遺伝性疾患に対する分子標的治療薬

3-place_miraisoyaku_02.jpg

先端分析技術部門
先端的な分析技術を活用し他部門の研究をサポート、研究品質の向上に貢献します
分析・計測技術
構造解析技術
生産技術

3-place_miraisoyaku_03.jpg

人材育成

バイオロジクス生産・品質保証、スタートアップ、開発戦略、モダリティ市場動向など、最新の創薬産業でニーズの高い分野のスキルや能力を有する人材の育成を目指します。

3-place_miraisoyaku_04.jpg

3-place_miraisoyaku_05.jpg

共同研究プロジェクト

企業を含む学外研究者と本学の研究者が互いに刺激し合い、斬新なアイデアをインキュベーションできる環境を提供します。
学内外の共同研究のうち、画期的な創薬プロジェクトを選定し重点的に取り組みます。
レンタルラボの運用や寄附講座による異分野、異業種の協業など、研究の多様性と深化を図ります。

3-place_miraisoyaku_x01.png
3-place_miraisoyaku_x02.png
社会実装への取り組み
3-place_miraisoyaku_x03.png
3-place_miraisoyaku_x04.png
3-place_miraisoyaku_x05.png

未来創薬研究所のミッションステートメントと主要メンバー

2025-04-18_ResearchOrganization_00.png

 研究者紹介はこちら

 

研究員が獲得している外部資金等

所長からのメッセージ

バイオ医薬品創成を中心とした企業での研究経験、そしてその成果を事業化した経験を活かし、本学の強みである基礎研究、技術研究の成果を社会実装することが目標です。アカデミアならではの創薬アプローチとして、未だ有効な治療薬がない疾患における、丹念な病態の深堀を通じた標的分子の同定、および適切なモダリティとの組み合わせ創出を重点的に推進します。激しさを増す国際的な競争を考えると、その壁は極めて高いものの、挑戦し甲斐のある目標の達成に向け力を尽くしてまいります。

生命科学部 応用生命科学科 生物工学研究室 冨塚 一磨 教授

3places_tomizuka.jpg

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 教学IR研究推進課