ニュース&トピックス 本学学生が高知県の地域医療を学び、課題解決を提案|高知県×武田薬品工業株式会社×東京薬科大学連携事業

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2022.01.24

本学は、将来地域で活躍できる薬剤師の養成に関する、産学官連携事業の一環の第一弾として、高知県の地域医療の現状、持続的な地域の発展のための課題、今後の医療政策の在り方を遠隔学修で学び、その学習成果ならびに課題解決策を発表しております。

本プロジェクトは、高知県と武田薬品工業株式会社の連携協力のもと実施。同県内の地域医療を担う、県庁、薬剤師会、本山町地域包括支援センター、あったかふれあいセンター、ひなた薬局、ナースケア等のステークホルダーより、「地域医療の現状」「健康サポート機能」「多職種連携体制」等を学び、首都圏で学ぶ学生が地域のことを理解した上で、学生の視点からの地域課題解決に向けた施策を提案するアクティブラーニング型授業を展開するものです。この度、その成果を高知県庁に報告するとともに、地域医療の現場をご訪問しました。学生たちからの新たな提案は、高知県におけるそれぞれの現場で具体化に向けて準備がされており、今後のさらなる展開も楽しみにしております。

20220113takedakochi-1.jpg学生による発表

学生からの提案内容

  • 既存ICTネットワークツールの改良
  • 健康フェアを活用したデータ構築(クイズ、健康かるた、アプリ)
  • SNSを用いた医療介護従事者の情報発信(人材確保)
  • 配食を通じた見守り体制
  • 世代を超えた交流機会の創出(持続的な医療介護・福祉の確保と地域活性化の両立)
  • ICTを通じた多職種連携強化
  • 薬局内カフェ(壮年期男性へのアプローチ)

参加した学生のコメント

薬学部6年 山中慎太郎
「今回の訪問を通じて、高知県の現状を肌で感じることができ、地域医療についてより興味を持つことが出来ました。特に、医療者の確保については喫緊の課題であるという印象を受けました。私達の提案が少しでも高知県の医療介護の活性化につながり、医療者等の確保への一助になればと思っております。今回、色々とご教示を頂いた高知県の先生方みなさんは、患者さんのために働くといった患者第一の姿勢で仕事に励んでいるという印象を強く受けました。医療介護に携わる者として最も大切な姿勢だと感じるとともに、私自身もそのような姿勢を忘れずにいたいと思いました。今後は、今回の各施設でご教授いただきました貴重な体験を糧とし、責任と自覚を持って日々精進してまいりたいと存じます。」

20220113takedakochi-3.jpg本山町の高齢者宅へ訪問

20220113takedakochi-2.jpgひなた薬局 中野先生へ訪問:地元看護学生とディスカッション

20220113takedakochi-4.jpg本山町集落活動センターへ訪問

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 総務部 広報課