ニュース&トピックス 八王子学園八王子高等学校の生徒が大学訪問プログラムに参加しました|高大接続教育

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2023.01.10

12月16日(金)に、八王子学園八王子高等学校の大学訪問の一環として高校1・2・3年生23名が本学に来校しました。
八王子学園八王子高等学校と本学は2022年5月に高大連携協定を締結しており、連携授業の一環として今回の大学訪問が実施されました。

プログラムは、薬学部 薬物送達学教室 高橋葉子講師による実習からスタートしました。

テーマは、薬が効果を発揮するために大切な溶け方です。講義のあと、実習内容や大学ならではの実習用器具について説明を受けた高校生は7班に分かれて、実習に取り組みました。

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高校生は、3種類の溶液を入れたチューブに2種類の錠剤を入れ、溶液ごとに異なる錠剤の溶け方を熱心に観察しました。続いて、溶液のpHを試験紙で確認し、体内のどこで薬が溶ける設計になっているかを考察しました。また、カプセル剤の中身の粒の溶け方の違いや半分に割った錠剤の内部を観察しました。今回の実習を通して、高校生は薬の溶け方の違いに理由があることを学んでいました。

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プログラムの最後に生命科学部のラボ見学が行われました。食品科学研究室 熊澤義之教授と分子神経科学研究室 山内淳司教授が研究内容とラボの設備を説明すると、高校生たちは興味深そうに説明を聞いていました。

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参加した高校生からは、「1つの薬の中に違う成分が入っていて、薬を効かせたいところにしっかり届けるための様々な工夫がされていることがわかりました」、「教授の話を聞いて、自分も難病の病気の研究に関わりたいと思いました」とのご感想を頂きました。

本学では、今後も高大連携プロジェクトを通して、幅広い学問領域に触れる機会を中学・高校生に提供し、薬学・生命科学分野の魅力を伝えてまいります。

なお、本事業は科学技術振興機構(JST)「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」事業に採択された「TAMAリケジョ育成プログラム」の一環として実施致しました。

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 総務部 広報課